コチニール色素を含むアイシャドウを日常的に使用することで皮膚から体内に侵入。免疫が危険なものと判断し攻撃しようとIgE抗体を作る。その後、コチニール色素を含むピンクのマカロンを食べることでIgE抗体が反応し激しい症状が出る。マカロンの他にも身近な食品類に含まれることもある。アレルギーは肌に合わない化粧品を避けたり、日々のスキンケアで肌のバリア機能を整えることで予防できる。これまで3大食物アレルギーといえば卵・牛乳・小麦だったが近年、小麦を抜いて患者数が急増している食べ物がある。今日本で急増するナッツアレルギーだがあるペットと触れ合うだけで発症する例がある。ナッツなどのエサを直接手であげなくてもナッツの食べかすのついたハムスターを触るだけで経皮感作によりアレルギーが発症することも。また動物と食べ物の組み合わせでアレルギーショックを起こす例もある。猫アレルギーの人が豚肉を食べて食物アレルギーを発症するポークキャット症候群。アレルギーの原因となる猫の毛のタンパク質と豚肉のタンパク質が似ているため引き起こされ、交差反応という。ポークキャット症候群の人でも豚肉を加熱することになり酷似していたタンパク質の形が変化しアレルギー反応が起きなくなる。ペットと関わりの深い食物アレルギーだがペットを飼っていることで食物アレルギーになりづらくなるケースもある。花粉症は花粉のタンパク質に体内の免疫物質IgE抗体がくっつくことで発症するが、花粉に似たタンパク質が一部の野菜やフルーツに含まれていて誤って反応することもある。