二十四節気の1つ小寒。寒さが次第に厳しくなってくるころとされているが長野県の諏訪湖では湖の氷がせり上がってできる「御神渡り」の観察が始まった。ことしは寒さが次第に厳しくなってくるころとされる小寒のきょうから、地元・八劔神社による湖面の観察が始まった。諏訪湖の御神渡りは−10度前後の厳しい寒さが3日ほど続くと湖面に張った氷が厚みを増して亀裂が入り、筋状にせり上がる現象で、7年前に出現したのを最後に確認されていない。諏訪市側の湖畔では宮司や氏子たち約30人が午前6時半から氷の状況を観察したり、気温や水温を測ったりしていた。けさの諏訪市は最低気温が−6.9℃と冷え込み、岸の近くは厚さ5ミリから1.5cm程度の薄い氷に覆われていた。八劔神社・宮坂清宮司は「開始早々に透明な氷が見られた。大変うれしい、ありがたい兆候だと思う」と語った。