きのう閣議決定された道路交通法改正案は、悪質な違反をした自転車の運転者に青切符を交付して反則金を求める制度などが盛り込まれている。16歳以上で112の反則行為が対象。通行車両や歩行者に具体的危険を生じさせたときなどには積極的に取締を行うという。再来年度までに施行するという。自転車の交通事故は年々増え続けていて2022年には6万9985件に上る。これは全交通事故の23.3%を占める。また、2022年の自転車が関係する死亡・重傷事故数は7107件で、うち5201件が自転車側の違反があるケースだった。萩谷麻衣子は「反則金を収めれば刑事手続きは免れるという青切符を入れることで、赤切符を切るまでもないものに対しても取り締まりができるようになる」と述べた。モーターのオンオフで自転車にも原付バイクにもなるモペットについては、この改正案で「自転車モードでの走行でも原付バイクの運転に該当する」と明記されるという。国民生活センターの調査では、10種類のうち9種類が道交法の定める上限値を超えているという。2022年1月から9月のモペットが絡む指導警告は780件あり、うち360件が無免許運転だった。