きょうのテーマは「ひとごとではない認知症の徘徊1人歩き」。認知症の80代女性は自宅にいるのに突然、「家に帰る」と外に出てしまう。すると、あっという間にどこかへ。今、こうした認知症の1人歩きが問題になっていて去年11月、認知症の70代男性が迷い込んだのは何と車が行き交う高速道路。男性が持っていたのは本人の位置情報が分かるGPS。そのケースには行方不明を防ぐ命綱。去年、全国で行方不明になった認知症の人は1万9039人と過去最多。10年で2倍に。そんな中、懸命に捜索する家族の姿も。この2週間前、認知症の妻が1人で家を出たまま行方不明に。現在、認知症の人は600万人以上いると言われ、もはや誰もが当事者になり得る時代。今回は認知症による1人歩きの現実を取材。本人に何が起きていて、家族はどう向き合っているのか調べてみた。