きょう1月10日は「110番の日」。警察庁は、リアルタイムで現場の動画を撮影し通報できる「映像通報」の活用を呼びかけている。警察庁によると、去年11月までの110番通報の受理件数はおよそ964万件で、前年同期比でおよそ33万件増加した。最も多かったのは、交通関係の通報だったという。また警察庁は2023年から、事件や事故などの現場からリアルタイムで撮影した動画や画像を送ったり、すでに撮影済みの動画や画像を送ったりできる「映像通報」を導入している。去年は11月までに6675件の「映像通報」があり、具体的には「列車内に刃物を持った女がいる」という通報が駅員らから入り、女の動画を撮ったという乗客に映像通報してもらったことで、捜索中の警察官が特徴が似ている女を発見し現行犯逮捕した事例があったという。警察庁は、「映像通報」は現場の状況を知る手段として非常に有効であるとして、積極的な活用を呼びかけている。