- 出演者
- 広内仁 斉田季実治 星麻琴 押尾駿吾 吉岡真央 菅谷鈴夏 野口葵衣
オープニング映像。
外交デビュー最終盤を迎えた高市首相。きょうは初めてとなる日中首脳会談に臨んだ。きのうは韓国のイ・ジェミョン大統領と会談。APEC(アジア太平洋経済協力会議)の首脳会議が韓国で始まり、高市首相はSNSに各国首脳らと挨拶を交わす様子を相次いで投稿した。日中首脳会談の冒頭、短い挨拶を交わした高市首相と習近平国家主席に笑顔はなかった。会談の冒頭で2人は「戦略的互恵関係」という同じ言葉を使って、両国関係に言及した。前回の日中首脳会談は去年11月で、石破前首相と「戦略的互恵関係」を包括的に推進することを確認した。中国はアメリカとの対立を念頭に各国と安定的な関係を構築する姿勢を示していて、最近では日本との関係においても安定化に向けた動きを見せていた。一方沖縄県の尖閣諸島の周辺では、中国海警局の船が日本の領海への侵入を繰り返している。中国メディアは高市首相と安倍元首相との密接な関係を伝えるとともに、「靖国神社に何度も参拝し外交安全保障の面では保守強硬路線だ」などと伝えている。習主席からの祝電は前の3人の首相が就任した際には送られていたが、高市首相には送られていない。高市首相は会談後記者団に対し「中身の濃い充実した議論ができた。建設的かつ安定的な関係を構築していくという大方針を確認した」としたうえで、習主席に対し「中国が地域と国際社会の平和と繁栄の責任を果たしていくべき」「懸案や意見の相違がある中でも、率直に対話することが重要だ」という考えを伝えた。そして尖閣諸島を含む東シナ海の情勢やレアアースなどの輸出管理などについても懸念を伝えたほか、南シナ海情勢や香港、新疆ウイグル自治区の状況についても深刻な懸念を伝えた。さらに中国が続けている日本産牛肉の輸入停止措置などについても、前向きな対応を求めた。一方台湾をめぐっては、「地域の安定と安全に両岸関係が良好であることが非常に重要だ」と伝えたことを明らかにした。
韓国・キョンジュから中継でレポート。高市首相は習主席と握手を交わした際笑顔はなかったが、「中身が濃い充実した議論ができた」と成果を強調した。会談では戦略的互恵関係の推進と建設的かつ安定的な関係構築という対中外交の大方針を確認し、今後も首脳間で対話を行っていく環境を整えた形。一方で中国による経済的な威圧、東シナ海の問題に加え、人権問題にまで踏み込むなど「率直に懸念も含めて申し上げた」と話していた。この一週間高市首相は積極的な首脳外交を展開し、政権幹部は「外交面での経験不足の指摘を完全に払しょくできたと思う」と話している。今後は課題や懸案の解決を含め、各国との関係を前進させることができるのか問われることになる。
きょう与野党6党は、ガソリン税の暫定税率を年末に廃止することで大筋合意した。約50年前、道路整備などのために始まったガソリン税への税率の上乗せ。合意では「廃止までの間政府の補助金を活用し、ガソリン価格を段階的に下げていく」としている。現在、本来の課税額に上乗せされているのは1Lあたり25.1円。一方政府の物価高対策で10円が補助されている。この補助額を徐々に上げることでガソリン価格を下げ、12月11日には暫定税率の廃止と同じ水準にする。そのうえで12月31日にガソリン税の暫定税率が廃止されることになる。軽油引取税の暫定税率についても、まずは補助金で軽油価格を引き下げた上で来年4月1日に廃止するとしている。一方これらの廃止に伴って1兆5,000億円程度の減収が見込まれる。不足する財源については歳出改革を前提としつつ、法人税の租税特別措置や極めて高所得の人の税負担見直しなどを検討し「年末までに結論を得る」としている。
来週から国会論戦に臨む高市首相について、韓国・キョンジュから中継でレポート。きょうは高市首相が自民党総裁選でも主張したガゾリン税の暫定税率廃止へ与野党で前進がみられたが、少数与党である状況に変わりはない。公明に変わり維新が与党に加わる中、物価高対策などの経済対策をどのようにまとめ、野党の協力を得ながら補正予算案を成立させられるのか、早速内政で成果が問われることになる。
関東などでは雨や風が強まり局地的に激しい雨が降っている。低気圧は急速に発達するため、北日本ではあす大荒れの天気となるおそれがあり、北海道と東北では暴風や高波に警戒するとともに、北海道の釧路根室地方では高潮による低い土地の浸水に厳重な警戒が必要。
東京・渋谷より中継。雨風が強くなってきている。今年は仮装している人の姿は例年と比べてかなり少ない印象。
きょう、来年の主食用米の生産量の見通しが示され、石破政権のときには増産にかじを切る方針が打ち出されたが一転、生産量は減る見込み。埼玉県川口市のスーパーではコメ価格が高止まる中、売れ行きが好調なのがめん類。きょう公表された全国のスーパーでのコメの平均価格は5キロ当たり税込みで4208円と依然として高値が続いている。鈴木農水大臣が対策として言及したのがおこめ券や食品バウチャー。東京・台東区では区内すべての約万世帯に先週からおこめ券を配布。3人以上の世帯には8800円分、それ以外の世帯には4400円分を送る。台東区内にあるディスカウントストアではおこめ券が使えるよう対応。 政府が生産を減らす見通しを示したことについて農業法人代表取締役・山崎一正さんは「国として長期を見据えて作付け、転作の方針を示してほしい」などとコメント。
石破政権下では価格の安定に向け増産にかじを切るとしていたが、鈴木大臣は、今すぐ踏み切れば需給のバランスを崩すとして逆に生産を減らす見通しを示した。コメの値崩れを防ぐため需要の範囲内に生産を抑制するという従来の農林水産省の姿勢を反映したもの。今回示された見通しについて宮城大学・大泉一貫名誉教授は「石破政権の増産方針を転換したと考えられる。価格は年内には明確に下がり基調になると予想」などと説明。
学歴詐称の疑いが指摘された静岡県伊東市の田久保真紀市長。市長就任から5か月で失職することになった。約5か月前、伊東市初の女性市長となったが学歴を偽った疑いが浮上。議会が1度目の不信任を議決し市長は議会を解散。選挙を経てきょう、新たな議会で再び不信任が議決。市長が議会を解散したことで行われた市議会議員選挙。市は6300万円の予算を計上。市長選挙は12月実施が有力になっており選挙には新たに3700万円ほどの費用が見込まれている。
警察庁の楠芳伸長官はきょう全国の警察本部長を集めた会議で、ライフル銃を使用したクマの駆除について「必要な検討や準備を鋭意進めているところで警察庁と緊密に連携して対応してもらいたい」と訓示。ライフル銃使用のクマの駆除を巡っては、赤間国家公安委員長が現地の要望などについて聞き取りを行う考えを示している。
再審裁判のやり直しの制度の見直しに向けた法制審議会の部会が開かれ、証拠開示のあり方を巡り意見が交わされた。法務省は2つの案を示し引き続き議論することになった。
アメリカのヘグセス国防長官と中国の董軍国防相がきょう、マレーシアで会談。対面での会談は初めてで、停滞してきた米中の軍どうしの対話が進むのかが焦点。
今月26日までの1週間に全国から報告されたインフルエンザの患者数は2万4276人で、前週の約1.9倍に増えた。1医療機関当たりの患者数は6.29人と前の週から3.03人増え、東京都や沖縄県など5都県では10人を超えている。厚労省はワクチン接種も検討するよう呼びかけている。
全国の天気予報を伝えた。
対戦成績2勝3敗。負けられないドジャースの前日練習。先発予定の山本由伸投手や佐々木朗希投手も姿を見せ、大谷はポストシーズン3回目となるグラウンドでのフリーバッティング。ロバーツ監督は大谷についてリリーフや先発で短いイニングを投げるオープナーとして起用する可能性を示唆。
延長18回の激闘となった第3戦。大谷は4打数4安打。5打席目以降は4連続申告敬遠を含む5つのフォアボールで全9打席出塁。徹底的に左ピッチャーを当てられポストシーズン前半は打撃不振に苦しんでいた。第3戦前日、フリーバッティングで半分に色分けした特殊なバットを使用。短期決戦の中、思い切って細かなスイング軌道の修正に取り組んだ。
プロ野球はきのうソフトバンクが5年ぶり12回目の日本一。今日からはフリーエージェントの権利の行使を宣言できる期間がスタート。新たに国内に限ったFA権を取得したのは阪神・近本光司で権利を行使するか注目。楽天の則本昂大投手は海外FAの権利を行使する意向。FA宣言できるのは来月11日まで、宣言した選手は13日から所属球団を含めた各球団と交渉できる。ポスティングシステムで大リーグ挑戦を希望している阪神・才木浩人投手について球団は今季オフは移籍を容認しないと発表。
フィギュアスケート女子シングルの千葉百音選手は持ち味の表現力にさらに磨きをかけ初のオリンピックを目指している。昨シーズンはグランプリシリーズのNHK杯で2位に入り、ファイナルも2位。世界選手権で銅メダルを獲得。オリンピックを前に自分の強みを改めて見つめ直している。感情表現にも力を入れてきた。千葉百音選手は「見る人の心を動かせるかにかかっている。オリンピックに出てその上で自分の会心の演技をする、目標にしているので頑張る」などとコメント。日本時間のあすからグランプリシリーズカナダ大会に出場。
フリースタイルモーグルで金メダル獲得を目指す堀島行真選手はきょう、全日本スキー連盟の会見に出席。今年3月の世界選手権ではモーグルで金、デュアルモーグルで銀メダルを獲得。オリンピックで狙うのは初の金メダルで堀島行真選手は「自分のストーリーを作っていきたい」などとコメント。
