オンラインカジノを巡っては吉本興業のお笑いタレント2人が賭博をした疑いがあるとして任意の事情聴取を受けたことが明らかになっている。先月には卓球でオリンピックの銀メダル・丹羽孝希選手が書類送検された。ギャンブルをしない人でも自覚がないまま犯罪に手を染めるケースも多いという。オンラインカジノはオンラインでゲームなどを行ってその結果に対して現金や電子マネーなどをかけるというもの。スロットやカードゲーム、格闘技、スポーツなど勝敗を予想するというものもあるがオンラインカジノで賭博をすることは全て犯罪。警察庁によると摘発された人は去年は162人で前の年のおよそ3倍と急増している。利用者が増えてきている主な原因は2つ。1つ目はスマホなどで気軽に利用できること。2つ目は利用者が違法性を認識しづらいということ。海外では合法だから大丈夫とか日本は規制する法律がないなど誤った情報も見られて、犯罪であるにもかかわらず気軽に手を出してしまうという。お金に困って闇バイトに応募してしまったという事例もあり、より重い犯罪の入り口にもなっている。警察庁も重く受け止めており無料版サイトなどと銘打ってその先の違法な賭博行為へと巧みに誘う仕組みができていると問題視したうえで、たとえ海外のサイトであっても日本国内からオンラインカジノにアクセスして賭けをする行為は犯罪でグレーゾーンは存在しないと強く呼びかけている。