今、金を売る客が増えているという。ゴールドウィン鑑定士の伊藤さんは「24金のインゴットや18金のアクセサリーを持ってくる人がかなり増えている」などと話した。背景には金の高騰があるという。国内の金の小売価格は一昨日1g1万1405円をつけ、最高値を更新し僅か2週間で500円上昇した。取材で訪れたこの日、最も高額だったのは「1369万3000円」である。金高騰の理由の1つとして上げられるのは世界経済悪化のリスクを回避しようという動きである。現在中国経済が減速しているという見方が強まっており、アメリカ経済はインフレ鈍化傾向が続いている。こうした中、今月4日に株価は市場最高値を更新した。
春闘の集中回答日では満額回答が相次いだ。日本製鉄は月額3万円アップの要求を上回る3万5000円の回答。今年の春闘の平均賃上げ率は5.28％だった。今後の焦点は中小企業まで広がるかどうか。松岡製菓では月額7000円の賃上げを検討している。大手の大幅な賃上げは日銀の金融政策にも影響を及ぼしている。専門家はマイナス金利解除に動き出す後押しになっているとした。今、新NISAをきっかけに投資する人が増加している。国も年金給付の財源の約1割を運用して増やしている。去年の収益は約34兆3千億円のプラスで過去最高益だった。ただ増加する投資詐欺には注意が必要。