警視庁・捜査支援分析センター・三浦達也警部補は“自転車画像解析”の第一人者。国内で保有されている自転車の数は約5700万台。都市部では犯罪やその際の移動手段に使われるケースも少なくない。そこで三浦さんが生み出したのは“自転車モンタージュ”と呼ばれる捜査手法。自転車の部品の特徴を独自に作ったデータベースに入力し、車種を絞り込む。さらに細かい特徴まで分析して、容疑者の自転車を再現し手配書を作成。三浦さんの画像解析は捜査部門から年間約300件の依頼があり、そのうち6割の自転車が発見され、犯人の検挙に繋がっているという。