卵やもやしと並ぶ物価の優等生の豆腐がピンチ。スーパーなど小売店向けにパックの豆腐を生産する豆腐店の倒産と廃業が、今年の1月〜7月までに36件に上ったことがわかった。これは過去最多タイだった去年1年の46件を上回るペースで今年は年間60件を超える恐れもあるということだ。特売品の目玉として小売店から値下げ圧力がかかる中コストの上昇分を販売価格に転嫁できないことなどが要因とみられている。日本では豆腐の原料となる食品用大豆の多くを海外からの輸入に頼っている。原料費が円安などの影響で高止まりして推移しているほか、電気ガスなどの光熱費、物流費、容器代など生産コストも増えている。