任期満了に伴う東京・港区長選挙はきのう投票が行われ、無所属の新人で元港区議会議員の清家愛氏が、自民党と公明党が推薦し5期20年務めた武井雅昭を約1500票差で破って初めての当選を果たした。港区で初の女性区長となる清家氏は、一夜明けたけさ麻布十番の街頭に立ち、区民に選挙戦で訴えた子育て支援策や防災対策などを実現したいと抱負を語った。清家氏は「教育の現場や子育ての現場では足元から大変なことがいろいろ起きている。現場の声がきちんと反映される対話のある港区の新しい政治をつくっていきたい」と述べた。現在、東京23区で女性が区長を務めているのは江東区、品川区、杉並区、豊島区、北区、足立区の6つの区で、港区は7つ目。