愛知・豊川市では終戦間近の8月7日、海軍の兵器工場が爆撃され、働いていた2500人以上の人たちが犠牲になった。当時を知る人が少なくなる中、地域の戦争の記憶を絵本にして子どもたちに語り継ごうという取り組みが始まっている。本を作ったメンバーの1人、教育委員会で街の歴史などを担当する前川拓さんがイラストを担当。親しみを持ってもらえるような絵柄を心掛けた一方、色合いで戦争の恐ろしさを表現した。絵本のモデルの1人となった野本弘幸さんは戦争を体験した街の唯一の語り部として活動を続けてきたが、年々難しさを感じるようになっている。今月2日には初めての読み聞かせ会が行われ、集まった子どもたちから「私には耐えられない」などの声が聞かれた。
