息を合わせパドルを漕ぐ人たち。竜を象った船で速さを競うドラゴンボート。沖縄・豊見城市を拠点に活動する「オキナワ老龍」。去年9月、滋賀県琵琶湖で行われた日本選手権でシニアの部250メートル決勝に出場し、初優勝を果たした。今月16日から20日までドイツのブランデンブルクで行われる世界選手権のシニア部門に日本代表として出場することになった。大会は34の国と地域から約4500人の選手が参加することになっている。古代中国で生まれ、沖縄のハーリーと同じルーツをもつと言われるドラゴンボート。オキナワ老龍のメンバーもそれぞれが各地のハーリーチームなどに所属している。練習は週に4回。チームを率いるのは52歳の男性。9メートルのボートには漕ぎ手が10人、太鼓と舵取りを合わせ12人が乗り込む。メンバー最年長は57歳の男性。