トマト、ピーマン、大根の価格が上がっている。東京都中央卸売市場で、平年に比べ2割以上高くなっている日もある。野菜だけでなく様々な値上がりが続いていて、来月も2000品目を超える食品が値上げされる見通し。家計へのさらなる負担が予想される中、どう乗り切ればいいのか。都内のスーパーを取材すると、例年と比べてピーマンは1．8倍、ナスやホウレンソウは2倍以上になっている。値上がりの背景に何があるのか。ピーマンの生産量が国内で最も多い茨城県の農家を訪れた。まず挙げたのが、猛暑の影響。強い日ざしで、日焼けしてしまうものも多い。さらに、ことしは局地的な大雨の影響も。生育が遅れるなどし、この畑では例年に比べ出荷が2割程度少なくなっている。農作物の流通などに詳しい専門家、日本総合研究所・三輪泰史チーフスペシャリストは「いろんな野菜の価格がのきなみ上がっている状況だが、影響度合いとして多いのは暑すぎるということ。生産量が落ちていたり規格外のものがずいぶん出てしまっている」と述べた。さまざまな食材が高値となる中、管理栄養士・こばたてるみさんが、手ごろな食材を使ったレシピ「チヂミ」と「ホイコーロー」を紹介。こばたさんは、旬のものは比較的値段が安定していくと考えられるので、上手に料理に取り入れてほしいと話していた。