為替・株式情報について坪井宏彰が解説。現在1ユーロ170円近くとなり、ユーロ誕生以来の記録的円安水準となっている。要因としてヨーロッパ中央銀行がインフレ対策で金利を大きく引き上げ日本の低い金利との差が大きくひらいたことがあげられる。これにより対EU主要輸入品の医薬品や自動車、化学光学機器などが値上がりする見通し。日本時間明日にヨーロッパ中央銀行の理事会が開催され、金利の引き下げを決めるとの見方が強まる。ユーロ圏はインフレが落ち着いてきた一方で経済の低迷が長引く。そこで金利を引き下げる政策に転換するという。ECBの理事会の結果発表は日本時間明日夜9時過ぎとなっている。