外国為替市場で円安が続く中で、政府日銀が、先月から今月にかけて、総額5兆円余りを投じて市場介入を実施していたことが明らかになった。財務省はきょう、先月27日からおとといまでの1か月余りの間に、総額5兆5348億円を投じて、市場介入を実施したと公表した。外国為替市場では、今月11日に1ドル161円台から、一時4円以上値上がりしたほか、今月12日も、急激に円高方向に動く場面があり、市場では政府日銀が介入の事実を明らかにしない覆面介入の形で、ドルを売って円を買う市場介入を繰り返したという見方が強まっていた。政府日銀は、ことし4月から5月にかけても、総額9兆7885億円を投じて、市場介入を実施している。