円安加速なぜ(1)日本の競争力低下。財務省によると、40年前の1986年は13兆7389億円の貿易黒字だったが、去年は2超6507億円の貿易赤字になっている。株価の総額を元にした世界のトップ企業を見比べると、1989年の1位~5位は日本企業が独占していた。トップ50でも日本企業が32社あった。ただ、今年は1位~5位は米企業が独占し、日本企業はゼロに。自動車や製造業は円高の時に海外での現地生産を増やしたが、海外で稼いだドルが現地で再投資される構造が強まってしまったというのがある。さらに日本国内で勝ち筋の産業が経済成長を引っ張っていくという軌道が上手く描けずに日本の実力低下がもたらされてきたという面が大きい。
