東京・墨田区の賛育会病院は今年3月末から親が育てられない子どもを匿名で預かる“赤ちゃんポスト”を「ベビーバスケット」と名付け運用を始めた。これまでに生後間もない赤ちゃんが預けられたり、親が預ける目的で病院を訪問したケースが数件あったという。いずれも孤立出産だったという。赤ちゃんを預けにきたものの、病院との相談を通じて育てると決めた女性もいる。女性は交際相手との子どもを妊娠、いったんは中絶を決めたが踏み切れず、相手や家族に明かせないまま自宅で1人で出産したという。女性は産後の貧血で入院し、その間病院スタッフからかけられた言葉をきっかけに両親に打ち明け、自身の手で育てていくことを決めた。 こうした孤立出産は母親にも大きなリスクを伴うと病院は指摘している。賛育会病院は身元を明かさない内密出産も始めていて、これまでに数件実施されたという。
住所: 東京都墨田区太平3-20-2
URL: http://www.san-ikukai.or.jp/sumida/hospital/
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