東京・赤坂の和食レストランではとんかつにふっくらしたご飯が評判のお店。ご飯おかわり自由が売りのお店だが、赤坂やげん亭の永野雅昭社長は、コメの価格が2割ぐらい上がった、一回上がった値段って下がらない、それが一番困ると話していた。スーパーでのコメの販売価格は、この1年で2倍近くになった。農水省は備蓄米を市場に放出する方針を決定。午後、入札の結果が発表された。江藤拓農林水産大臣は「これだけの量がマーケットに出れば当然需給は一定程度改善されて、消費者の方々にもご理解頂けるような結果が生まれるのではないか」と述べた。今月中にも追加で7万トン入札を行うとしている。今後のコメ価格について、宇都宮大学の小川真如助教は、落札価格は昨年10月の集荷業者から卸へお米を売った相対取引価格を少し下回る水準、加熱した業者間の流通段階での価格高騰を抑える効果があると思われる、などとした。三菱総合研究所の稲垣公雄研究理事は、全体のボリュームからしたときに15万トンというのは700万トンという消費量からすると2%程度、一定の影響は出てくると思うが限定的、200~300円ぐらいの低下ではないかと推察した。