平成以降、国内最大規模となる岩手・大船渡市の山林火災は、発生から12日目のきのう、鎮圧が宣言された。大船渡市・渕上清市長は「延焼拡大の危険がないと判断したことから鎮圧を宣言する」と述べた。避難所で鎮圧の宣言を聞いた人は「ホッとした気持ちと先のことを考えると不安がある」と語った。週末は避難指示の解除が相次いだ。先週金曜日に大船渡市・赤崎町6地区で避難指示が解除されると、おとといは焼失エリアの北側にある甫嶺地区、きのう赤崎町の4地区が解除され、避難指示の対象者は最大値の約半数になった。避難指示機序を受け、きのうから営業を再開した大船渡市・大洞窟地区の店・マルサンミート・三浦力さんは「(お肉は大丈夫?)大丈夫。電気が消えない限り大丈夫」と語った。営業再開を待ち望む声も聞かれたという。