今日は、梅雨時期に注意思春期の起立性調節障害というテーマで伝える。起立性調節障害は読んで字のごとく立ち上がる時に、立ちくらみやめまいを引き起こす疾患。これは自律神経といって呼吸や体温調節など私たちが活動を維持していくための機能が不調を来し、脳や体への血流が低下する病気。最近では、スマートフォンの使いすぎで昼夜逆転して生活リズムが乱れたり、外遊びが減り運動不足になっていたりすることも自律神経が不調を来す原因となっていて専門家によると起立性調節障害は極めて現代的な病気。こうした自律神経の働きがうまくいかず寝た状態から起き上がる際に循環を適切にコントロールできず足に血液がたまったままで全身に巡らなくなるなど血液の循環が悪くなる。重症化すると車いすが必要になったり寝たきりになったりと生活に支障を来すこともある。大阪医科薬科大学病院の吉田誠司医師によると、起立性調節障害は世の中ではまだまだ認知度が低い疾患で朝起きられないのは怠けているからではないかとかさぼっている、努力が足りないなどと見られてしまいがちで適切なケアがなされていない子どもたちは多いということ。セルフチェックできるリストを紹介。
専門家によると血圧を上げる薬などを服用する薬物療法もあるだが補助的なものでまずは生活改善が一番。運動することで心肺機能が向上し、血圧が安定する。15分から30分程度の軽いウォーキングがよい。次に水分だが、しっかりとると体の中の水分量が増え血圧が安定する。一日に1.5リットルから2リットルの水分をとるように。夜更かしや朝寝坊をせずに睡眠のリズムを整えると自律神経のバランスが取れる。寝る前にパソコンやスマートフォンの画面を見ていると脳が興奮して寝つけないことがある。寝る1時間前くらいからは控えるように。吉田医師によると起立性調節障害が回復するには一般的には軽症だと2か月から3か月重症だと2年から3年かかる場合もある。特に思春期の子どもは体が思うようにならないことで他人と比べて不安になることもあると思う。その点について吉田医師は親子で話し合い、子どもが頑張りたいと思える目標を立てて一つ一つ達成するごとに子どもを褒め、自己肯定感を高めてあげることが大切。全国の各地域には起立性調節障害の子どもを抱える親の会があり、患者の家族同士が集まって悩みを共有できたり病気を克服した保護者からの体験談や情報交換などができたりするということ。
専門家によると血圧を上げる薬などを服用する薬物療法もあるだが補助的なものでまずは生活改善が一番。運動することで心肺機能が向上し、血圧が安定する。15分から30分程度の軽いウォーキングがよい。次に水分だが、しっかりとると体の中の水分量が増え血圧が安定する。一日に1.5リットルから2リットルの水分をとるように。夜更かしや朝寝坊をせずに睡眠のリズムを整えると自律神経のバランスが取れる。寝る前にパソコンやスマートフォンの画面を見ていると脳が興奮して寝つけないことがある。寝る1時間前くらいからは控えるように。吉田医師によると起立性調節障害が回復するには一般的には軽症だと2か月から3か月重症だと2年から3年かかる場合もある。特に思春期の子どもは体が思うようにならないことで他人と比べて不安になることもあると思う。その点について吉田医師は親子で話し合い、子どもが頑張りたいと思える目標を立てて一つ一つ達成するごとに子どもを褒め、自己肯定感を高めてあげることが大切。全国の各地域には起立性調節障害の子どもを抱える親の会があり、患者の家族同士が集まって悩みを共有できたり病気を克服した保護者からの体験談や情報交換などができたりするということ。