きのう埼玉・越谷市スーパーマルサン越谷花田店では茨城県産や新潟県産のこしひかりが5キロ4000円近い価格になっていた。コシヒカリ5kgの東京での販売価格は去年1月2440円だったが先月4185円と高騰。米の高騰理由は米の流通減少。主な米の流通ルートは、生産者→農協など→卸売業者→小売・飲食店→消費者となるが、去年の生産量は前年比で約18万トン増えているにもかかわらず農協などの集荷量は21万トン減となっておりこれが価格高騰の要因とみられている。岐阜・高山市の米の生産者を取材すると、コメの売却先が農協ではなく卸売業者や小売店・消費者に直接販売しているという。また新潟・魚沼市の生産者には米を高く買取るという見知らぬ業者からのチラシが入っているという。こうした中、農林水産省は先週金曜日備蓄米最大21万トンを放出することを発表。3月半ばには放出→3月末~4月にかけて店頭に並ぶ見通しだという。専門家によると、4月から5月にかけてコメの価格が下がり始めると予想。備蓄米は業者の入札で売り渡し初回は15万トンを放出する方針で、2回目以降はコメの流通状況を踏まえて決定するとしている。