千賀健永と魔裟斗が栃木県足利市の日本最大級の自動車解体工場にやってきた。年間2万6,000台、1日100台の車を解体する。リサイクルに特化した解体をしているという。1台の解体時間はわずか60分。それを可能にするスゴ技が日本で開発された自動車解体専用の重機。「自動車はどの部品から解体する?」というクイズが出された。正解はエアバッグ。パーツを外すときにエアバッグが出てしまうと作業員が怪我をすため最初に行う。一括作動装置をエアバッグを制御するコンピューターと接続しボタンを押すとエアバッグが作動した。「自動車のパーツの何パーセントがリサイクルされる?」というクイズが出された。正解は99%以上。自動車のパーツ数はおよそ3万点でリサイクルしないのはフロンガス・エンジンの冷却水・発煙筒の3点だけ。日本の自動車のリサイクル率は世界最高水準。エンジンの解体は車を横向きにして裏側の留め具を外し、オイルなどを取り除いてから外す。車内のプラスチックのパーツを手作業で外す。ここまで35分。いよいよ重機が登場する。大きな難関は血管のように張り巡らされた銅線やモーター。