食品を買う際に気になる「賞味期限」が今より伸びるかもしれない。消費者庁は賞味期限などをなるべく長く設定するよう企業に求める方針を固めた。狙いは食品ロスの削減。消費者庁によると食品ロスによる経済損失は年間4兆円。これは毎日おにぎり1億個分を失っている計算になるという。現在賞味期限は検査によって出た「おいしく安全」に食べられる日数に「安全係数」という0.8以上の数字を掛け算して設定されている。しかし実際は企業が0.8未満にするなど必要以上に短くしているケースもあるという。消費者庁はより1に近づけることや、賞味期限の延長などを盛り込んだガイドラインを3月末に更新する予定だ。