ここからは「被災者支援のあり方検討会」座長で跡見学園女子大学教授の鍵屋さんに解説いただく。能登半島地震から3か月、復旧の遅れが目立つワケは。1つ目は「進まぬ倒壊家屋の解体作業」背景に深刻なボランティア不足か。2つ目は「需要に追いつかない仮設住宅建設」未来を見据え進める”石川モデル”とは。石川・七尾市「田鶴浜地区コミュニティセンター」前から中継。七尾市では多いときで一時避難所は32か所あったが、統合・縮小が進み現在は7か所・256人が避難所生活を続けている。市によると5月末頃には全ての避難所を閉鎖予定だという。コミュニティセンター前では現在仮設住宅の建設が行われており、ここでは66戸のプレハブの仮設住宅が5月中旬に完成予定。山本さんに現状を聞くと「100日経っても正直被災状況は何も変わっていない。ずっと避難所にいたので、家の片付けがなかなかできない状況だったが、少しずつ震災ゴミとして出しているところ。今後は家族と話をして解体する方向で検討している。小さな家を建てれれば良いかなと思っている。前回2月に当選するかなと思って出した仮設住宅の申請が落ちて、いまは避難所の向かいに作られていて、抽選を待っているところ。近所の人からは自分での解体方法などを聞かれることが多い。コミュニティは保たれているのでまだ良かったと思う。生活はしやすいと思っている。解体が進まない理由は人手不足ももちろんあるが、解体しづらい所もたくさんあって、そういうところがネックになっているんじゃないかと思う」などと話した。
住所: 東京都文京区大塚1-5-2
URL: http://www.atomi.ac.jp/
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