- 出演者
- 船木正人 寺門亜衣子 江原啓一郎 黒田菜月
オープニング映像。
米国のトランプ新大統領は就任早々、貿易制度の見直しやパリ協定の離脱など大きな方針転換を次々に打ち出した。有楽町駅前でトランプ新大統領についてどう感じているのか街の皆さんに聞いてみると「全くわからない」「メディアで悪党を倒すと言っていたので実際にやるのか見てみたい」などという意見が聞かれた。また別の男性が懸念しているのは米国のパリ協定からの離脱だった。インタビューする中、特によく聞かれたのが日本経済への影響。メキシコやカナダからの輸入品に25%の関税を課すことを検討していると明らかにしたことについて日本に暮らすカナダ人から懸念の声も聞かれた。別の夫婦の関心事は世界の戦争と平和について。一方、日本の政治のリーダーシップを不安に思う声もあがった。
さて、2018年に史上初の米朝首脳会談に臨んだトランプ大統領。北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの母親、横田早紀江さんは就任に合わせてコメントを発表した。2018年、史上初の米朝首脳会談に臨みキム・ジョンウン総書記に直接、拉致問題解決の必要性を提起したトランプ大統領。2017年と2019年には横田早紀江さんなど拉致被害者の家族と面会している。横田さんは「こんなに大変な問題なのになんでこんなに動かないんだろうと疑問のままでいる。私も年を取ってしまい早くしないと会えないという思いで非常に焦っている。トランプ氏は金正恩総書記との対話ができる方なのでお互いが平和になれるように願っている。ぜひトランプ大統領に拉致被害者の救出、帰国を訴えていただき、なんとか助け出していただきたい」とコメントしている。
一方、地球温暖化対策の国際的な枠組み、パリ協定。トランプ新大統領は就任式で化石燃料を増産する考えを強調しその後、協定から離脱する大統領令に署名した。これについて子どもたちへの環境教育などに取り組む日本の団体「SWITCH」の佐座槙苗代表は「4年の任期が終わったあとに、米国がまたパリ協定の中に入り直す可能性は高い。米国内にいるパリ協定に前向きな人々と一緒に連携しようと推進するいい時期ではないか」とコメントした。
また関税の引き上げによる影響を懸念する声もあがっている。茨城県内や中国にある工場から中国向けにEV電気自動車などの部品となるバネを出荷している古河市のメーカーではトランプ新大統領が中国などからの輸入品に新たな関税を課すことで米中の貿易摩擦が激しくなり中国向けの輸出に影響が及ぶと見ている。そこで、東南アジアの販路開拓など海外戦略の見直しを進めリスクを分散させながら売り上げの確保につなげたいとしている。
埼玉県桶川市で1999年に起きた桶川ストーカー殺人事件。犠牲になった女子大学生の両親がきょう娘が通っていた大学で講演し、当時の状況や今の思いを語った。新座市の跡見学園女子大学では被害者の両親が6年前から講演を行っている。1999年、当時女子大学生だった女性はストーカー被害の末、JR桶川駅前で殺害された。事件は元交際相手らによって引き起こされた。事件は当時の警察の対応が不適切だったとしてストーカー規制法が成立するきっかけとなった。きょうの講演で両親はおよそ160人の学生を前に当時の状況などを語った。また父親は多くの情報があるが広い視野を持って見極めてほしいとしたうえで命の大切さを1番に考えて被害に遭わないように十分注意してくださいなどと訴えた。
首都圏各地のきょう日中の最高気温は軒並み10度を大きく超えて3月並みの暖かさとなった。気象庁はきょう来月2月から4月にかけての天候の見通しを発表した。気象庁の3か月予報によると関東甲信の平均気温は2月がほぼ平年並みとなる一方、3月が平年より高く4月は平年並みか平年より高くなる見込み。また降水量は来月から4月にかけてほぼ平年並みだという。そして降雪量は関東北部や長野県の北部では平年と比べて少ないと予想されているが一時的に強い寒気が流れ込んだ場合は大雪になるおそれがあるという。
子どもに多い感染症のマイコプラズマ肺炎は発熱や全身のけん怠感、頭痛、せきといった症状が出て一部の人では肺炎が重症化したり衰弱したりして入院するケースもある。国立感染症研究所によると今月12日までの1週間に報告された患者の数は1医療機関当たり1.11人とこの時期としては過去10年で最も多くなっている。また、かぜのような症状のあとほおなどに赤い発疹が出る伝染性紅斑、いわゆるリンゴ病の流行も続いていて今月12日までの1週間に報告された患者の数は1医療機関当たり0.94人と前の週から0.78人増加している。
多くの企業や学校などが集まる東京・千代田区で首都直下地震が発生した想定の訓練が行われた。首都直下地震で震度6強の激しい揺れが観測され各地で火災が相次いだり多くの帰宅困難者が発生したとの想定で行われた訓練。千代田区が4月から運用を始める消防や警察、住民などから寄せられた情報を一元化して共有するシステムを使う手順を確認した。消防や警察などの連絡役から被害などの情報を伝えられると火災が起きた場所や要救助者の数、帰宅困難者がいる施設の状況などをパソコンに入力した。情報は区の端末で見ることができ職員が必要な情報を速やかに共有できるようになるという。企業の本社や学校などが集中し東京駅といったターミナル駅がある千代田区は平日の日中の人口はおよそ90万人となり首都直下地震などの際には多くの帰宅困難者が発生すると想定されている。
明日の関東の天気を伝えた。
このあと6時30分からは南武線ウィーク。EXILEの松本利夫さんが登場。
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きょうのゲスト、EXILEの松本利夫はSNSでは「川崎利夫」と名乗って地元、川崎の魅力を発信。沿線も訪ね歩く川崎市市民文化大使としても活躍中。川崎愛があふれていたが川崎利夫改め川崎利夫に生出演していただいている。JR南武線30の駅のうち、赤い星マークをつけた19の駅が川崎市内にある。松本の実家も沿線にあるという。
川崎市の南武線沿線には魅力的な銭湯がたくさんある。EXILE・松本利夫がそうした銭湯を紹介していく。まずは昭和25年創業の昔ながらの銭湯。ロッカーの鍵は3代目店主の小松亮介がみずから手がけたアート作品。中には薬草を入れたお湯が入っていて四方八方から蒸気が出る特注のやかん。さらにお風呂も電気風呂としてお客の要望でMAXの電流が流れている。続いて2件目は武蔵新城駅近くの銭湯。迎えてくれたのは店主の深澤実千枝。7年前、父親から銭湯を受け継ぎリニューアルした。まず目に入るのは葛飾北斎の浮世絵。モザイクタイルでできている特注のステンドグラスも。リニューアルしたことで家族で来る人も増え。そして、この銭湯いちばんの自慢が天然温泉「漆黒の湯」。川崎のこの地域では海藻などが溶け込んだ黒い温泉が出る。この黒湯を使った人気商品が温泉卵。最後は武蔵小杉駅の銭湯。実は川崎フロンターレとお風呂をテーマにしたカフェ。内装は本気。現役選手全員のサイン入りの風呂おけなのだ。そして2017年にJ1で初優勝したときに掲げた記念すべき風呂おけも飾られている。フロンターレに浸りながら飲みたいのがこちらのレモネード。川崎フロンターレの青をベースにしている。松本は「自分も知らない川崎の魅力、沿線の魅力がたくさん詰まっていてもっともっと見つけたい」と話していた。
横浜放送局の山本志保アナウンサーが鉄分多めのグルメ旅を紹介。川崎駅から1駅、尻手駅には川崎市民の台所、川崎幸市場がある。プロはもちろん、一般の人も買うことができる。実はこの市場、南武線と深い関係がある。昭和30年代、ここに線路があり全国から野菜や魚などが運ばれていた。市場で働く鈴木康弘さんと鈴木雄幸さんによると一番中ににホームがあって、みんなで荷物を降ろしていたという。その後、輸送はトラックへと変わったが市場の人たちの思いは変わりない。川崎駅構内にある自動販売機ではキムチが売られている。キムチを作っているのは、小田栄駅から歩いて15分のお店。専門店には常時20種類が並ぶ。川崎で生まれ育った社長の渥美和幸さんはかつて川崎にあるコリアタウンに野菜を卸していたが、渥美は韓国料理店の元シェフとともにキムチのお店を開業。野菜のプロと韓国料理のプロによる究極のキムチが完成。ポイントは秘伝のヤンニョム。渥美さんたちがこれまでに考案したキムチは100種類以上。イカにぎゅうぎゅうにキムチを詰めたものや若い人に人気のクリームチーズキムチなど次々と生み出されている。次に向かったのは宿河原駅。江戸時代に作られた二ヶ領用水路に沿って遊歩道があり、桜の名所と言われている。そして、知る人ぞ知る名所として高さおよそ1.2メートルの橋りょうがある。線路沿いを散策しているとコーヒースタンドを発見した。奥にはバスケットボールのコートもあった。店主の東海林佳介さんはバスケが好きでボールの音を気にせずに遊べる場所を作ろうと4年前、お店を開いた。この日は、東海林さんが企画した餅つき体験会。
VTRで紹介したキムチ専門店のお土産としてつぼに入っているたこキムチをスタジオで試食した。
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南武線の府中本町駅から歩いて5分のところにある「ふるさと府中歴史館」から中継。府中市はケヤキ並木が街のシンボル。大國魂神社の参道のケヤキ並木なのだが国の天然記念物に指定されている。そんなケヤキ並木から樹齢270年ほどといわれる切り株が展示されている。この切り株は実は台風で伐採されたもので、自然災害にも負けずにケヤキ並木を守っていこうと都立農業高校の生徒たちがケヤキ並木から種子を拾い、学校の農場で苗木を育て植樹する取り組みを行っている。
EXILE・松本利夫は南武線の沿線について「先進的なところもあるし庶民的なところもある。住みやすい町です」と話した。
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個人が所有していた庭園や古い建物などおよそ1.7ヘクタールの敷地を東京町田市が買い取り今月25日に新たに公園として開園する鶴川香山園できょう内覧会が開かれた。1906年に建築された母屋は日本の伝統的な建築様式の書院造りとなっていてレストランスペースでは庭園を眺めながら食事を楽しむことができる。また庭は中央に池を配置した池泉回遊式庭園で池の周りを散策しながら水の音や四季折々の風景を楽しめる。