- 出演者
- 安藤佳祐 押尾駿吾 片山美紀 宮崎あずさ 黒田菜月
オープニング映像。
関東ではインフルエンザの流行が依然として警報レベルの状況で続いていてコロナも感染が増加している。国立感染症研究所などによると今月12日までの1週間に医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は1医療機関当たり35.02人と前の週と比べて増加した。一方、新型コロナウイルスにも注意が必要。今月12日までの1週間に確認された1医療機関当たりの平均の患者数。茨城を除く1都5県で前の週を上回っている。最も増加したのは7.88人の千葉で3.66人増えている。栃木と神奈川も3人を超えて増加している。東京都は2.41人増えている。厚生労働省は例年、冬は感染が拡大する時期であり引き続き対策を徹底してほしいと呼びかけている。
あすからは大学入学共通テストが始まるのを前に各地の試験会場で準備が進められている。大学入学共通テストは本試験があすとあさっての2日間の日程で行われ49万人余りが受験する予定。渋谷区の青山学院大学では会場の設営作業が進められていた。今回は新しい学習指導要領に対応して行われる最初のテストで情報の教科が新たに加わるなど6教科30科目から7教科21科目に再編される。ことしはインフルエンザの流行が続く中での試験。世田谷区にある東京都市大学では感染対策にも気を遣っていた。最前列の席は試験監督と向き合うことになるため使用しない。さらに医務室で待機する職員を去年の1人から2人に増やすという。
日比谷公園から中継。30年前の1月17日に阪神・淡路大震災が発生し6434人が亡くなった。東京都内でも追悼の集いが開かれている。東京・日比谷公園の大音楽堂で行われている阪神淡路大震災の追悼行事では1.17、阪神・淡路大震災の発生した日付のそばにはよりそうの文字がおよそ150のLEDライトで照らされている。神戸からだけではなく東京からも広くこの震災の記憶を発信し、伝えていきたいということで開催されている。今回で都内で行われるのは5回目というこの行事、午後4時ごろから行われている。地震が発生して12時間後の午後5時46分には阪神・淡路大震災の犠牲者に黙とうをささげた。神戸の行事のあと東京の行事にも参加した男性は「多くの方がまだ神戸のことを忘れずにいることが心強く思う。これから40年、50年たってもこういう行事を続けてほしいと思う」と話していた。追悼行事を主催している俳優の堀内正美さんは震災当時からもずっとボランティア活動を続けており、この30年というこの時間について「年月としては長いがきょう朝、神戸で追悼の集いで涙を流している年老いた方がいらっしゃった。家族を亡くされて30年にして今まで足を向けることができなかった、それがやっと一歩を踏み出せたって、そういう方もまだいるんだなということを改めて思った」と話していた。今後、南海トラフ地震や首都直下地震のような新たな懸念もある。堀内さんは「皆さんに思い出してほしいのだが、あれだけ倒壊した家から助け出された方々は8割はご近所さん。お隣がここにいるよっていう形でみんなで力を合わせて助け出した、8割の方がその力によって助け出された。それで自衛隊の方、消防の方の力も借りてご近所どうしで助け合うことって大事だ。希薄になっている現在だが、もう一度、ご近所づきあい、大事にしてもらってそういった日常から再構築して、命を助けるための最後の手段だと思う」と話した。
阪神・淡路大震災以降も国内では大地震が繰り返し起きている。私たちはいつ起きてもおかしくない地震に備える必要がある。その1つが南海トラフ巨大地震。おととい、政府の地震調査委員会は今後30年以内に起きる確率をこれまで70%から80%としていたのを80%程度に引き上げた。この南海トラフ巨大地震を首都圏での被害想定を見ていく。揺れは最大で長野県と山梨県では震度6強、神奈川県で震度6弱、東京の都心部など震度5強の揺れが発生するおそれが関東各地である。また津波は伊豆諸島では最大31メートル、相模湾沿岸や房総半島では高いところで10メートルに達し東京湾内でも2メートルから3メートルの津波が想定されている。そして私たちの生活にも影響する。揺れが強い地域を中心に上下水道設備の損傷による断水、停電、そして交通機関に影響が出ることで大量の帰宅困難者が発生するおそれも想定されている。今後30年以内に70%の確率で起きるとされている首都直下地震に備えるため、横浜市では首都直下地震を想定した図上訓練が行われた。訓練には市の職員のほか警察や自衛隊など9つの機関からおよそ300人が参加し16の班に分かれて対応を確認した。避難所の支援物資を担当する班では不足している食料などをまとめていた。また医療を担当する班は負傷者を運ぶ手順を確認していた。首都直下地震が発生した場合、横浜市では460人が死亡、建物の被害は3万棟以上と予想されている。
明日の関東の天気を伝えた。
大相撲初場所が開催中の国技館が建つ東京・両国をめぐる旅を紹介。まず訪れたのは両国駅前にある商業施設「両国江戸NOREN」。その中にはなんと土俵が設置されている。特設スペースでは相撲にちなんだ伝統工芸品を販売。江戸文字の木札に名前を書き入れるなど大相撲の期間中は職人が技を披露している。江戸時代から7代続く人形作りの職人・塚田真弘さんはおがくずをのりで固めた人形に布をヘラで押し込み仕上げていく。伝統工芸品の江戸木目込み人形はもともとはひな人形が中心だったが10年ほど前から力士をかたどったものを作り始めた。商業施設の中にある観光案内所では特別なイベントも。墨田区の観光協会が街歩きツアーを開き、両国通だけが知る相撲スポットを案内している。歴代横綱の手形が飾られている石碑、回向院にあるのは亡くなった力士たちを慰霊する石碑、力塚はその力にあやかりたいと新弟子たちが祈願に訪れる場所。さらに路地裏の住宅街にあったのは。個人宅のガレージを改装した相撲写真資料館。懐かしい力士たちの姿が並んでいる。主人の工藤敏子さんはもともとは相撲協会の専属カメラマンを務めていた写真店で今はその蔵出し写真を展示している。最後に紹介するのはガード下にある居酒屋。日中にもかかわらず外国人観光客が集まっている。始まったのは相撲のデモンストレーション。国技館で観戦する人たちのためにルールなどを教えている。そしてルールを覚えたら土俵に上がって相撲を体験する。主催しているのはかつて関取だった上河啓介さん。引退後、元力士を集めた会社を立ち上げた上河は力士たちが活躍するセカンドキャリアの場を提供したいと相撲のイベントを数多く開いているという。外国人の相撲人気が高まる中、本物の相撲の魅力を伝えていきたいと考えている。街なかに見どころが豊富にあるので大相撲期間中さまざまな相撲スポットを巡ってみてはいかがだろうか。
腰塚優は、両国には町中に見どころがたくさんあるので大相撲期間中は様々な相撲スポットをめぐってみてはと話した。
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千葉市に本店を置く千葉興業銀行がいちごの観光農園を立ち上げきょうオープンした。1万平方メートルの敷地に2棟の農業用ハウスが並び紅ほっぺやはるひなど5種類のいちごが栽培されている。ことし3月からは一般向けにいちご狩りのイベントも開催するという。千葉興業銀行の梅田仁司頭取は、農園は当行の悲願でもあったとスピーチした。
千葉市に本店を置く千葉興業銀行がいちごの観光農園を立ち上げきょうオープンした。銀行がこのような観光農園を経営する背景にあるのは人口減少社会への危機感だという。地域経済が縮小していく中で地方銀行は本業の融資とは異なるアプローチに力を入れ生き残りの道を模索している。農園の責任者を務める目羅雅晴さんは営業を中心にキャリアを重ね支店長まで務めたあと、去年、突然、農園への出向を命じられた。託されたミッションはいちごを栽培するノウハウの習得。銀行の取引先には農業分野に関心を持つ企業が多くある。農園で得たノウハウを共有することで新規参入などの後押しにつなげたいとしている。農園の農業用ハウスには最新の温度管理システムが導入されている。温度や湿度、日射量などのデータをセンサーで測定し自動でカーテンを閉めたり、空調機を作動させたりする。農業などの分野で企業をサポートする力を高めることが将来的な自社の利益になると考えている。一方、地域への投資の呼び込みに力を入れている地方銀行もある。先月、房総半島を走る小湊鐵道といすみ鉄道の沿線にある宿泊施設や食品メーカーなどを集めたイベントが開かれた。発表されたのは、10の事業者と鉄道会社が参加するクラウドファンディングの立ち上げ。新商品の開発や体験ツアーを開催する資金などとして合わせて1200万円を募っている。これを主導したのは千葉銀行の小川利幸さん。地域経済を広く活性化させるにはクラウドファンディングが最も有効だと考えた。小川さんは鉄道会社の社長とともに投資を呼び込めるような事業の発掘に取り組んでいる。この日、訪れたのは房総半島の中ほどにある牧場。ジェラートなどの加工品の商品開発を進めている。広く投資を呼び込むため作り手の思いなどを発信しようと牧場の担当者とアイデアを出し合った。資金を提供するだけでなく地域の魅力を高めるために事業者とともに汗をかくこと。それが今、地方銀行に求められている。金融業界に詳しい専門家はこうした取り組みを長期的に継続できるかが重要だと指摘している。地域とともに歩む地方銀行が生き残るには地域経済の発展は欠かせないといえる。2つの銀行のように地方銀行が融資以外の事業に乗り出すケースは各地で増えているという。
東急電鉄は東京大田区にある蒲田駅と京急蒲田駅付近の2つの駅を結ぶ新しい路線について、きょう国に営業構想の申請を出した。東急電鉄が国に申請した営業構想は東急多摩川線の蒲田駅と京急蒲田駅付近までのおよそ800メートルの区間に新たに新空港線を整備するというもの。構想では多摩川線の一部を地下化して新空港線と直通させ、渋谷と横浜を結ぶ東急東横線の一部の列車も乗り入れるとしている。これにより渋谷などから羽田空港へのアクセスが向上すると期待されている。蒲田駅と京急蒲田駅を結ぶ構想は地元の大田区が昭和60年代から整備を求めてきた。 東急電鉄は今回の営業構想が認定されれば新空港線建設の事業許可に向けてさらに具体的な計画を提出することにしている。
核兵器廃絶を目指す平和首長会議の国内総会が東京武蔵野市で初めて開かれた。平和首長会議は広島市と長崎市の呼びかけで43年前に設立され世界各地の8466の都市が加盟している。武蔵野市は戦時中、軍用機の部品を生産していた工場があり、たび重なる空襲を受けたことなどから平和への取り組みに力を入れていて今回、初めて武蔵野市で国内総会が開かれた。会議では日本政府に対し核兵器廃絶に向けた取り組みを推進するよう強く求める要請文が採択され、この中で日本被団協がノーベル平和賞を受賞したことについて国際社会に対し核兵器の使用が決して許されないことを改めて示すものだと評価した。そのうえで政府に対しことし3月に米国で開催される核兵器禁止条約の締約国会議に日本がオブザーバーとして参加するとともに一刻も早く核兵器禁止条約に署名批准するよう強く要請するとしている。要請文はきょう午後、石破総理大臣に提出された。
東京都は都内で今月8日からスギ花粉が飛び始めたと発表した。統計を取り始めて以来、最も早く、去年に比べて1か月余り早くなっている。都は去年の夏の暑さなど複合的な要因が考えられるとしている。今月21日以降は気温が上がり花粉の飛散数が増える見込みで都は花粉の多い日に外出する際はマスクや眼鏡の着用などの対策を呼びかけている。
麻布台ヒルズ(東京・港区)から中継。きょう1月17日は阪神・淡路大震災から30年。いざとなったときのためにこちらでは防災訓練が行われた。麻布台ヒルズは「災害時に逃げ込める街にしよう」ということで防災対策を強化している。帰宅困難者を受け入れてよいかどうかの確認、受け付けブースの設営、備蓄品の配布、訓練などを行っている。
明日と週末の関東の天気を伝えた。
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