核兵器廃絶を目指す平和首長会議の国内総会が東京武蔵野市で初めて開かれた。平和首長会議は広島市と長崎市の呼びかけで43年前に設立され世界各地の8466の都市が加盟している。武蔵野市は戦時中、軍用機の部品を生産していた工場があり、たび重なる空襲を受けたことなどから平和への取り組みに力を入れていて今回、初めて武蔵野市で国内総会が開かれた。会議では日本政府に対し核兵器廃絶に向けた取り組みを推進するよう強く求める要請文が採択され、この中で日本被団協がノーベル平和賞を受賞したことについて国際社会に対し核兵器の使用が決して許されないことを改めて示すものだと評価した。そのうえで政府に対しことし3月に米国で開催される核兵器禁止条約の締約国会議に日本がオブザーバーとして参加するとともに一刻も早く核兵器禁止条約に署名批准するよう強く要請するとしている。要請文はきょう午後、石破総理大臣に提出された。