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「身心脱落」 のテレビ露出情報

4と9のつく日を「放参日」と定めていて、この日は髪を剃り風呂に入り衣の繕いを行う日となっていて、頭を剃ることを浄髪という。永平寺では廊下の歩き方、風呂・便所の使い方、布団の敷き方など朝起きてから寝るまでのすべてが修行とされる。加藤黙堂老師は「私は31歳で仏道に至った。それから座禅三昧で今日まで来た。ほとんど永平寺で修行をした。けっして座禅は悟るためのものではない。ただ座る、無条件で座る」などコメント。道元の教えの重要な点は、決められた作法をただひたすら守り、ひたすら座禅をすること。頭ではなく体で会得する境地。それが身心脱落だと道元は話す。道元は一生をそこにかけた。朝の4時30分から夜9時まで修行は分刻みで決められている。若い雲水たちは一時も気を許さない生活を続ける。道元の追い求めた透明で平安な世界。その世界を体得するための厳しい修行の日々。道元は権力と色欲の世界を徹底して憎んだ。歴史家は道元の父が当時の権力者、内大臣・久我通親であり母は政治的謀略の犠牲として嫁がされた女性だったという。身近にみられた宮廷政治の醜さを憎み、道元は7歳で仏の道を志した。永平寺に移って10年、道元53歳病を得て没した。道元の思想と行動は以来700年余り何一つ変わらず、今もこの永平寺に受け継がれている。

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