石破首相は昨日の講演で、参議院選挙の結果を受け止め反省するとした上で、続投の意向を示した。自民党執行部は両院議員懇談会を28日に開始あし、意見を聴くなどして政権運営への理解を得るきっかけにしたい考え。一方で自民党青年局は敗北の責任所在を明らかにする必要があるとして、執行部に事実上退陣を求める文書を森山幹事長に手渡した。また旧茂木派などの中堅・若手議員らは正式な意思決定機関で責任を問うため両院議員総会を開くべきだとして署名厚めを進めている。昨日までに開催要求に必要な3分の1の国会議員の署名が集まったとしていて、両院議員懇談会の内容を踏まえ提出するか判断する構え。更に中堅・若手議員は総裁選を前倒しするのに必要な国会議員と都道府県連代表の過半数の賛同も見据えつつ署名集めをするとしているなど辞任圧力を強める動きが通ぢている。一方で党内には責任を問う前に裏金問題のけじめをつけるべきで、権力闘争的な動きは良いことではないといった声もあり、混乱が長引くことも予想される。