先月、羽生結弦が能登半島地震で甚大な被害を受けた石川・輪島市を訪ねた。自身も東日本大震災で被災した。被災地の生徒に会うため輪島中学校へ。学校の看板は壊れたまま。校庭も広範囲で被害を受けていた。輪島中学校では、中学生約240人に加え、近隣から6つの小学校が集まり、授業が行われている。今回の訪問は生徒たちにはサプライズ。突然の金メダリストの訪問にどよめきが起きた。自宅が被害を受け、避難先から通う生徒もいる。生徒からは好きな食べ物は?勝った時ってどんな気持ち?などの質問が。高校1年で被災した羽生は同じ年頃で被災した生徒たちへ「つらいこといっぱいあるけど、実は楽しいことのほうが、探そうと思えば、いくらでもある。僕は震災後にすごく思ったけど、ごはんが食べれるだけで幸せだし、学校に来れてみんなと話せてるだけで幸せだった」と語りかけた。輪島中学校では、市外に避難した生徒も多く、地震後、生徒数が2割ほど減少したという。羽生の訪問に感極まる生徒もいた。羽生の訪問を受けた生徒たちは「元気になれた」「「勉強も頑張れ」って言ってくれたので頑張ろうと思う」などと話した。地震後に火災で全焼した輪島朝市を訪れた羽生は「生活の跡が見えない」と感想を語った。
住所: 石川県輪島市河井町11-39-1
URL: https://cms1.ishikawa-c.ed.jp/wajimj/
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