- 出演者
- 鈴木悠 徳田琴美
オープニングの挨拶。
硫黄島で日米合同の慰霊式典が行われ、中谷防衛大臣、石破総理らのほか、1月に就任したヘグセス国防長官も参列した。日米の防衛トップが揃ってこの式典に参列するのは史上初めてだという。30日にはヘグセス氏の就任後初めて、対面での日米防衛大臣会合が行われる。
立憲民主党の野田代表は企業・団体献金の扱いを巡って与野党が今月末とした結論を出す期限を先送りすることを容認する考えを示した。自民党は企業団体献金の透明性を高める法案を出しているが立憲などの野党は献金自体を禁止する法案を出している。公明・国民も独自法案の提出を表明している。
警視庁などが「Bリーグ」に事件や事故の被害者遺族を招待した。東京・江東区の有明コロシアムで行われたアルバルク東京とファイティングイーグルス名古屋の試合に招待されたのは事件や事故の被害者遺族27人。子ども達は試合を真剣な眼差しで見守り楽しんだという。警視庁は様々なイベントを楽しんでいただき将来に向けての活力にしていただきたいとしている。
4月6日から「春の交通安全運動」となり、玉ノ井親方・デーモン閣下が一日署長を務めた。東京・足立区では玉ノ井親方が悲惨な交通事故をなくすことなどを呼びかけ、駅の利用者にチラシなどを手渡した。小学校に入学し1人で行動する機会が増える子どもたちは事故に遭いやすいことから「魔の7歳」とも呼ばれ、警視庁は「新学期が始まるので新1年生を対象に交通安全やマナーを伝えていきたい」としている。東京台東区ではアーティストのデーモン閣下さんがクイズ形式で交通安全を呼びかけた。今年2月までに都内で事故で死亡した21人は約半数が道路横断中だったという。デーモン閣下さんは青信号でも点滅しているときは横断しないよう呼びかけた。
タレントの稲村亜美さんが武蔵野警察署の一日署長を務め、自転車事故の帽子を呼びかけた。武蔵野市での交通事故のうち自転車が関わる比率が約65%で都内でも特に高く、稲村さんはヘルメットの着用や一時停止を呼びかけた。警視庁は「裏通りなどでの出会い頭の事故が多いので、交差点では必ず止まり安全を確認してほしい」としている。
「TBS NEWS DIG」の告知。
能登半島地震から一年、阪神・淡路大震災から30年など、災害を振り返る重みが増す中、静岡県で一つの紙芝居が完成した。テーマは「妖怪と防災」。防災教育について学ぶ静岡大学の学生が子どもたちに読み聞かせたのはオリジナルの紙芝居。タイトルは「なんかようかい?ぼうさい妖怪!?」。女の子が妖怪との出会いを通して妖怪が災害の危険性を伝えてくれていることに気付く物語。小川さんは地域に伝わる妖怪の民話から災害の歴史を研究。静岡市清水区の神社にある要石は地震を起こすとされる大ナマズの頭を押さえている。小川さんの調査では河童は大雨や洪水、龍・大蛇は土砂災害などの歴史と紐づき、ハザードマップでも被災が想定される区域だと分かった。小川さんは高校生に能登半島地震の被災地でボランティアをした経験を伝えた。南海トラフ地震が迫る中で防災をいかに自分のこととして捉えられるか、小川さんは若い世代が鍵になると考えている。小川さんたちの思いが形になった紙芝居は静岡市立中央図書館に寄贈した。
東京で桜が見頃となる中、皇居では乾通りの春の一般公開が始まった。ソメイヨシノやしだれ桜などおよそ30品種、101本の桜を楽しむことができる。初日はあいにくの雨だったが多くの人が訪れ、見頃を迎えた桜の前で熱心に写真を撮るなどにぎわった。宮内庁によると午前11時現在、およそ2000人が訪れているという。一般公開は来月6日まで行われる。
かつてごみの埋め立て地だった、東京湾に浮かぶ島の一部が、植樹により緑豊かな「海の森公園」としてオープンした。東京・江東区できょう、「海の森公園」のオープンを記念する式典が行われた。「海の森公園」がある島は、1973年から14年かけて、1230万トンのごみが埋め立てられてできた。都は2007年から土地の整備をはじめ、都民などのべ2万3000人が24万本の木を植え、森として生まれ変わらせた。東京オリンピックでは、馬術のクロスカントリーの会場としても使われた。「海の森公園」は、東京ドーム13倍にあたるおよそ60ヘクタールの広さがあり、音楽フェスなどのイベントを行う広場や東京タワーや東京スカイツリーを一望できるスポットがあるという。
世界に羽ばたくファッションデザイナーを発掘・育成するため、東京都が学生向けのファッションコンクールを開催した。約900件の応募の中から勝ち残った18の作品が披露された。東京都は「ファッションの拠点」になることを目指していて、受賞した学生に対しブランド立ち上げに向けたノウハウ提供などの支援をするとしている。
JR東海は、今年度で引退した電車211系をイメージしたオリジナルのクラフトジン「S-Gin211」を開発した。ダイダイや葉しょうがなどが組み合わされたという。クラフトジンは来月1日から県内のJR東海道線の一部の駅で販売。7日からはホテルアソシア静岡で提供される。
全国の気象情報を伝えた。
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ナスが描かれたかわいいレトルトカレー。鹿児島市にある東昌小学校に開発した男の子がいる。6年生の宮脇一馬くん。カレーを開発したきっかけは食品ロスについて調べた去年の夏休みの自由研究だった。自分の地域に廃棄される食べ物がどれくらいあるのか疑問に思った一馬くん。着目したのは地域の特産のひとつにもなっているナス。研究のためにナス農家へ何度も話を聞きに行ったという。傷がつくなどして市場に流通できない規格外のナスを目にした一馬くんは衝撃を受けたという。そこで大人も子どももすきなカレーにしたら売れるのではないかという考えでナスカレーを作ったという。一馬くんは規格外の野菜をレトルトカレーに加工して販売し、食品ロスの削減に取り組む東京の企業「MOTTAINAIBATON」を知り協力を依頼。家族や校長らのサポートも受けながら、クラウドファンディングで約40万円を集めて商品化にこぎつけた。規格外のナスを無償で提供したナス農家も地域の盛り上がりにつながればと期待しているという。食べた一馬くんは「ごろっと入っているナスの方が食べ応えもあっておいしい」などコメント。
海外を目指すサッカー選手の多くが直面する言語の壁。この問題を解決するべくサッカー選手専用の英語の教科書を自費出版した男性がいる。サッカー選手の活躍を語学でサポートする活動が今注目されている。静岡県浜松市出身の竹山友陽さんは浜松市でプロサッカー選手向けのオンライン英語講座を運営している。サッカーと英語を掛け合わせた子ども向けの講座も定期的に開いている。浜松市出身でジュビロ磐田でも活躍し、現在ドイツ一部の強豪バイエルン・ミュンヘンでプレーする伊藤洋輝選手にも英語を教えている。他にも現役の日本代表の選手やなでしこジャパンの選手など40人ほどを担当してきた。竹山さんは24歳から約10年間、ロンドンでサッカークラブの設立や運営をし2019年に浜松市に戻ってきた。浜松に戻ったタイミングで作ったサッカー選手専用の英語の教科書がプロサッカー選手から評価されている。教科書は中学・高校の英語教員とサッカー指導者の3人で作りサッカー選手が海外のチームに移籍した時を想定。今後出版予定のシリーズ5までで英検準2級相当の内容を学ぶことができる。ジュビロ磐田のユース世代には将来海外でプレーすることを目指す選手が多く語学への意識が高まっている。竹山さんは今後選手だけでなく指導者にもこの動きを広げていきたいと意気込む。サッカー分野以外にも日本人が海外で活躍する人材を育成できる新たなツールとして期待が高まっている。
多感な思春期には心の不調に伴い様々な症状が出ることがある。そんな少年少女の診療を続ける、福岡県の女性医師。「自らが非行少女だったからこそ理解できることがある」と子どもたちに寄り添っている。小児科医の河原風子さんは悩める親子の居場所を作りたいという思いから北九州市若松区に「風の子クリニック」を開設。心の不調に伴う症状などに悩む子どもたちに病気を治すだけでなく未来を明るく生きてほしいという思いを込めて「みらい外来」と名付けた。この日診療に訪れたのは起立性調節障害に悩む川上さん。起立性調節障害は思春期に多く見られる障害でストレスなどで自律神経が乱れ朝起きづらくなるなどの症状が見られる。話をゆっくりと聞いて不安を取り除きつつ必要があれば検査をして症状の原因を探る。心身の両面で症状の改善を目指しながら一緒に自立の道を考えるのがみらい外来の特徴。子どもたちを助けたいという河原さんの強い思いの背景には、かつて自分自身が非行に走った経験がある。母親のしつけが厳しく「理解されない」という思いを抱いていた河原さんにとって非行仲間と過ごす時間は大切な居場所だったという。そんな河原さんに「あんたはそんな子じゃない」と本気で向き合ってくれたのは中学生の時に喘息を治療してくれた女性医師だった。河原さんは高校を卒業後、19歳で結婚して2人の子を授かる。出産の際の産婦人科医や助産師の姿を見て中学生の時自分に向き合ってくれた女性医師に憧れたことを思い起こし医師を目指すことを決意。子育てをしながら28歳の時に医学部に合格し、34歳の時に念願の小児科医になった。病院の隣に併設したカフェではみらい外来で診療を受けた子どもたちが自立に向けてアルバイトをしている。カフェで働く山口礼愛さんは起立性調節障害に悩まされているがみらい外来の診療を受けて徐々に笑顔を取り戻した。今は将来を見据え一歩ずつ前に進んでいる。自分の居場所を探し続けたかつての非公少女は医師となり子どもたちに居場所を提供し、未来を明るく照らそうとしている。
去年、地震と豪雨、2つの大きな災害に見舞われた能登では今も災害の爪痕が残るふるさとの学び屋で卒業式が行われた。輪島高校を育ったのは96人の卒業生たち。校舎は被災し、その後も住民の避難所として利用され、去年の卒業式は金沢市で行わた。輪島中学校でも卒業式が行われた。町野小学校では去年9月の豪雨被害を受け、児童全員が隣町の小学校に通学。ふるさとの校舎で卒業式を行いたいという希望もあり、在校生に見送られながら一人だけの卒業式が実現した。
宮城県白石市の中学校で役職定年を迎えた校長に感謝の気持ちを伝えようと生徒たちが校長先生の卒業式を開いた。白石中学校では今月いっぱいで転勤する教職員11人の離任式が開かれた。渥美寿彦校長は今年度末で役職定年、教師生活37年の区切りを迎えた。卒業証書は生徒自らが紙すきをして作った特製の「白石和紙」に感謝の気持ちを綴った。さらに全校生徒330人からメッセージカードや似顔絵が贈られた。
北海道江別市で大正11年に創業した老舗のお菓子屋さんが閉店した。地元で愛されて1世紀、別れを惜しむ多くのお客さんが訪れ甘い思い出に浸った1日を密着取材した。江別の住宅街、線路沿いに一軒の洋菓子店がある。「ジェイスイーツたしろ屋」。看板商品は「もんよう」。しっとり生地にバタークリームとあんを挟んだ洋風のどら焼きは2009年の全国菓子大博覧会で大賞を受賞したロングセラー商品。創業は大正11年、田代順一さんの祖父が和菓子店を開いた。半熟プリンは東京のデパートでも販売されるヒット商品になった。1世紀にわたってみんなに幸せをくれた町のお菓子屋さん。おいしさと思い出を残し、静かにその歴史を終えた。
エンディング映像。