発生から半年となる能登半島地震について。産業の復活に向けた動きや、生活の再建を進める中で見えてきた現状や課題を考える。伝統工芸・輪島塗の工房から広内キャスターが中継でお伝えする。輪島市内で取材をしていると、輪島塗は地域に根づいた重要な産業だと改めて感じたという。しかし、多くの生産拠点や販売する店が被害を受けている。輪島塗の工房を経営する塩安愛子専務は「おかげさまで従業員が戻ってきてくれたことに感謝している」などと話した。工房の駐車場には、キャンピングカーが用意され復興に携わる人たちの宿泊施設にして支援している。一方で他の工房は再開できていないところが多く、課題について塩安専務は「職人が戻ってきてはいるが、仮設住宅や金沢から通っている人もいる。そういう意味では復活したとは言えない」などと話した。続いては避難生活についてお伝えするとのことで、仮設住宅に入った人も複雑な思いを抱えているという。