去年7月から、輪島市内の商業施設を間借りする形で出張輪島朝市が開かれている。この場所での朝市は一時的な形態ながらも、約40店が軒を連ねている。かつての賑わいを失った輪島朝市は、今は更地が広がっている。震災半年後に焼け跡が残っていた現場は、現在建物が撤去されていた。それでもさらなる進展は見られず、復興のスピードはゆるやかなまま。復興のカギとなるのは、地域の持続的な再生。朝市通りは年間50万人以上が訪れる日本有数の観光地だったが、去年の地震による火災で約240棟が焼失した。天田商店は輪島の伝統工芸品を扱い多くの観光客に親しまれていたが、火災によって姿を失った。田中さんは店の再建のために資金集めをしている。
住所: 石川県輪島市河井町1-115