年初の取り引きとなる「大発会」を迎えた東京市場。年末年始の米国市場で主な株価指数が値下がり基調をたどった流れを引き継ぎ、売りが広がった。今年は巳年だが、相場格言では去年の辰年と合わせて「辰巳天井」と言われ、相場が天井をつけやすいとされている。今年の焦点はトランプ新大統領の経済政策で、関税強化が波乱要因となる可能性が指摘されている。一方、今年は日銀が追加の利上げに踏み切り「金利のある世界」が広がる見通し。物価高を上回る賃金上昇が実現して景気がうまく回り出せば、4万3000円台もありうるとの期待の声も上がっている。今日の終値。天井つける勢いがみられるのか、注目の1年となる。