このところ、商品偽装が後をたたない。水曜には神奈川で、外国産の豚肉・鶏肉を国産と偽った業者が摘発された。月曜には、外国産を混ぜたそば粉を純国内産と偽装していた滋賀の会社が摘発された。農林水産省の綾戸隆英室長は、「国産を買いたいという人にとって実はそれが外国産だったとなると経済的に不利益を被る 私も食品を見るつい…いただいたお土産とかも悪い癖で裏返して見てしまう」と語る。通称 食品表示Gメンは、全国の地方農政局などに600人ほど在籍している。食の安全・監視市民委員会の調査では一部の中国産アサリから人体に悪影響を及ぼす汚染物質が国産と比べ10倍も検出された例もある。情報収集の基盤の一つが、食品表示110番。年間数千件の疑わしい食品の通報が舞い込む。食品偽装は、輸入者、生産者などどこで行われていてもおかしくない。そこで食品表示Gメンたちはスーパーなど小売業者で抜き打ちで調査をする。バラ売りで食品表示がないものは仕入先などもチェック。1時間半の調査結果、この店は不正はなかった。さらにGメンの調査はネット通販にも及ぶ。