農林水産省はきょう、10月末時点の新米の販売価格が、小売り業者向けで、去年の同じ月と比べておよそ1.6倍になったと発表した。買い取り価格の目安となる概算金が生産コストの上昇で、例年より高かったことに加え、品薄の影響で価格の上乗せが続いているためとしている。また最も形や見た目の評価が高い1等米の比率は先月の発表より0.2ポイント下がり、77.1%だった。下がった要因は、東北や北陸で9月後半に降った雨の影響や、西日本の一部で高温による被害が見られたためとしている。農林水産省によると、ここ5年の平均と比べると、1等米の比率はやや高く、品質は例年並みだという。