2023年の猛暑によりコメの収穫量が減少したことなどが原因で、去年はコメ不足となり、「令和の米騒動」とも言われた。新米が出てもコメの価格高騰が止まらず、政府が備蓄米を放出することを決め、14日に詳細を発表した。去年の全国のコメの収穫量は679万トンと、前年より18万トン増えたが、“消えたコメ問題”が起きている。投機目的で、一部の卸売業者などが、より高く売れるタイミングまでコメをストックしているため、市場に出回らず、価格が高騰している可能性があるという。江藤拓農林水産大臣は「政府備蓄米の活用については、4日の閣僚懇談会において、総理から私に対して、早急に進めるように指示があった」と述べた。