夏バテ防止効果が期待されるビタミンB1を豊富に含む豚肉が、今高騰している。取引量が多い豚肉(上)の取引価格(東京都中央卸売市場日報)は、今年1月から5月までは600円台前半を推移。しかし、6月に700円台後半、今月はじめには900円台近くにまで上昇。今週火曜日には半世紀ぶりの高値となる940円となった。価格高騰の背景について、かつ吉水道橋店・品川店長は「エサ代とか電気代とか全体的に上がっていると聞いている」などと述べた。養豚場を営む広沢ファーム代表・広沢は、急激な気温上昇も関係していると指摘した。去年の猛暑で豚の繁殖が停滞、その影響が今になって出てきた可能性があるという。農林水産省は今の卸売価格がすぐに小売価格に反映されるわけではないとしている。