茨城県内のJAでは先月下旬以降、新米の出荷が本格化していてその品質検査がピークを迎えている。検査では見た目などをもとに4つの区分に分けられ、最も評価が高いのが“1等米”。1等米の割合が高くなると、精米後のコメ流通量も増え価格は安定するとされている。農林水産省はきょう検査結果を発表、先月末までに収穫・検査が行われた全国のコメの内、1等米の割合は66.5%で、去年同期比が2.8ポイント上回っている。この夏の記録的な猛暑で品質を懸念する声もあったが、白く濁ったように見えるケースが報告されているものの、この時点での品質はおおむね例年並みだとしている。農林水産省は、今月の検査状況も聞き取っていて、主な産地での検査が本格化していくが1等米の割合は今より高くなるのではないかとしている。