日本で消費される小麦は8割以上が輸入で賄われ、安定的に確保するため政府が一括で輸入して製粉業者などに売り渡し、価格は半年ごとに見直されている。農林水産省は来月から来年3月までの価格を発表し、主な5つの銘柄の平均価格は1トンあたり7万20円と前の期間より12%引き上げる。これは円安・中東情勢の悪化による原油価格高騰で輸送コストが上昇したことに加え、ロシアとウクライナの攻撃の応酬で小麦の国際価格が上昇したことが主な理由。1トンあたりの平均価格が万円を超えたのは2023年4月期以来3年半ぶり。小麦の売り渡し価格の上昇はパン・うどんなど幅広い原材料費の増加につながることから農林水産省では関連する製品価値の動向を注意深く見ていくとしている。
