米穀安定供給確保支援機構は、全国180の生産者・卸売業者などを対象にコメの価格・受給の見方などを毎月調査し、指数が大きいほど「高い」という見方が強いことを示す。きょう発表された先月の結果によると、価格の現状を示す指数は「85」と前回7月の調査から8ポイント上昇した。さらに向こう3か月の価格の見通しを示す指数は「69」と23ポイント上昇した。23ポイントという見通しの上げ幅は2012年にこの調査が始まって以降最も大きい。調査した団体は「新米を確保するため農協が生産者に刈払する”概算金”を引き上げる動きが全国的に相次いでいる他、猛暑や渇水による新米への影響を懸念する声も出ていることが背景にある」とみている。今回の結果はコメの流通関係者の間で「新米価格が上がる」との見方が広がっていることを示す。