先月27日の参議院予算委員会で野党が追及したのは今後5年間の防衛費が約43兆円に増やす方針について。計画策定時、政府は2年前の1ドル108円というレートで算出していたが、現在では1ドル=150円台にせまり43兆円で収まらない可能性が指摘されている。これについて岸田総理は、円安でも43兆円で維持する意向を示した。しかし防衛費をめぐっては防衛装備品の価格高騰も懸念されている。明海大学の小谷教授は防衛費の43兆円について、これ以上の増額をする可能性は低いと指摘。一方で当初の想定通りに進めることが難しいことも現実だと話している。