ゴールデンウイーク明けは、新入社員を中心に会社を辞めるケースが一年で最も多いという。退職代行サービス「モームリ」の会社では、連休明けの水曜日だけで、依頼件数が256件に達するなど、退職依頼が殺到している。入社一か月で会社を辞める若者だけでなく、離職や転職をする若者の数は増えている。2009年に入社した大卒社員では、約五人に一人が離職していたのに対し、2021年入社では約三人に一人となっている。ベンチャー企業の支援事業などを手掛ける会社は、一見パワハラともとられなかねない指導がみられ、社員は自らノルマを課し、達成のために残業もいとわない。達成すればそれに見合った報酬が得られることもあり、離職率は約2%。出世を目指し、企業戦士などが美徳とされた時代から、若者が思い描く将来像は様変わりしている。
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