胃の上部には噴門があり、食堂から胃への食物の逆流を防いでいる。逆流性食道炎の患者は噴門が緩んでいるため胃酸が逆流し炎症を起こしてしまう。上石さんは軽度の逆流性食道炎と診断された。新井さんは噴門が大きく開いていて、ひどい炎症やただれが起きていることが分かる。口の中の酸っぱさは、胃酸が上まで上がってきていたことが原因だった。新井さんは治療が必要な中等度の逆流性食道炎と診断された。原因は日常生活に隠れているという。若い人に増えているのもスマホ・リモートワークの猫背が大きな原因とのこと。2人とも噛む回数は平均10回以下で飲み込んでいた。大きいまま飲み込むことで胃酸の分泌量が増加し、消化に時間がかかるため逆流のリスクがあがる。辛い物や脂質の多い物は食堂に負担をかけるため食べ過ぎには注意。