選択的夫婦別姓を巡り自民党の会合が開かれた。会合では、これまでの党内議論を踏まえた考え方の案が示された。論点整理として、「戸籍制度を堅持する立場」に加え、「旧姓の通称しようが広く認められているもののなお不便を感じている人がいるとした見解」「親子で別姓となることへの子どもへの影響を十分に配慮して身長に検討する必要性」など5つの点が記されている。そのうえで、旧姓の通称使用の拡大を一層推し進めるとしつつ、氏制度について、与野党の意見が収れんしておらず引き続き熟議を重ねるなどとしている。旧姓の通称使用を巡り、運転免許証などで今の性と旧姓が併用されている運用を見直し、旧姓単独で使えるようにするため、出席者からは、従来の自民党のスタンスに沿い妥当だとする意見の一方、制度導入求める議員からは反発の声が出て、議論を継続することになった。