出演者たちへのインタビューを交えながら新ドラマ「クジャクのダンス、誰が見た？」について紹介した。原作は浅見理都の大人気漫画。主演は広瀬すず。過去と現在、2つの事件が交錯するヒューマンクライムサスペンス。広瀬すずは本格サスペンスは初主演となる。物語で広瀬すずとバディを組むのは松山ケンイチ。広瀬すずが演じるのは母を早くに亡くし、元警察官の父・春生とつつましく生きてきた大学生の山下心麦。クリスマスイヴの夜、父・春生が殺されてしまう。逮捕されたのは、22年前に春生が捜査を担当した一家惨殺事件の犯人で死刑囚である遠藤力郎の息子・友哉。この春生の死が、心麦の人生を大きく変えていくことになる。春生は死の直前、心麦への手紙を残していた。そこには、容疑者の遠藤友哉は冤罪だということや、弁護士の松風義輝（演：松山ケンイチ）に遠藤友哉の弁護を依頼するようにという指示などが書かれていた。松風は手紙の内容に疑問を持ちつつも、心麦への協力を決意する。松風は、同じく弁護士事務所の波佐見幸信（演：森崎ウィン）と同じくクセ強な一面がある。
広瀬すずと松山ケンイチは本格的な共演は初めてとなる。それぞれ、「（松山ケンイチは）マジメで面白い」、「（広瀬すずは）心麦そのもので、間が独特」などの印象を持ったことを話した。今作はクライムサスペンスであると同時に、心麦と父・春生（演：リリー・フランキー）の親子の物語でもある。リリー・フランキーは多くの作品で広瀬すずと共演してきた。プライベートでも親交があり、撮影初日は最初から和やかムードだった。しかし春生が亡くなってしまうこともあり、親子で一緒のシーンは2人でラーメンを食べるシーンのみだという。心麦は最愛の父が遺した手紙を信じ、まだ見ぬ辛い真実と向き合っていく。
ここからは、物語を彩る怪しいキャラクターたちを紹介する。遠慮のない挑発的な物言いで心麦の身辺を土足で嗅ぎ回る記者の神井孝（演：磯村勇斗）。磯村勇斗は昨年、「不適切にもほどがある！」など数々の話題作に出演し、日本アカデミー賞最優秀助演男優賞など名だたる賞を総なめした。神井孝は心麦の人生を左右する超重要キャラ。松風義輝とともに弁護士事務所を共同経営する波佐見幸信（演：森崎ウィン）は、松風とは小学生時代からの幼馴染。優しさにあふれたコミュ力の高いスマートな弁護士。松風も波佐見もメガネが好きという共通点があり、劇中では松山ケンイチの私物メガネも含めて多数のメガネが登場する。波佐見は「域でよろしく！」が口癖。
この物語は現在（放火殺人事件）と過去（22年前の一家惨殺事件）の2つの事件が複雑に交錯するという警察関係者も注目ポイント。捜査一課の赤沢正（演：藤本隆宏）は警察が正義と信じ、手荒な真似をしてでも被疑者の口を割らせる堅物刑事。現在と過去の2つの事件を知る重要人物でもある。捜査一課の若手刑事・秋貞隆雄（演：絃瀬聡一）は赤沢の部下として常に行動を共にしている。赤沢・秋貞とともに、春生の放火殺人事件を担当する所轄の刑事・西陣誠（演：斉藤優）。斉藤優（パラシュート部隊）は九州で大人気の芸人。赤沢正の妻・京子（演：西田尚美）は、山下家とは家族ぐるみの付き合いで、心麦を娘のようにかわいがっている。
主題歌はAdoの「エルフ」。力強く壮大なバラード。