きょうの為替相場の見通しについてSMBC日興証券の野地さんは、ドル円の予想レンジを144.00円~145.60円とし、注目ポイントは「FOMCで利下げは示唆されるか」とコメント。野地さんは、今週行われるFOMCで公表されるドットチャートで2024年の利下げ幅が大きくなるかが注目されると解説し、予想される利下げ幅が大きくなれば円高ドル安が生じる可能性があるが現時点で市場が折り込む利下げ幅は大きいとはいえず、来年利下げが始まっても数回程度で終了となるとの予想が大勢だとするも、今後利下げ開始後の政策金利のゴールが引き下がることでさらなる円高が生じる可能性には留意が必要などと解説した。また野地さんは、利下げ幅の修正があった場合について、来年のうち4%を下回る利下げが折り込まれるとドル円が140円台前半を目指す可能性があることに注意したいとのべた。