FOMC、0.5ポイントの大幅利下げ。ワシントンから中継。今回のFOMCで政策金利の誘導目標は4.75%~5%に引き下げられた。大幅利下げに踏み切った背景についてパウエル議長は、労働市場を大きな理由にあげた。FRBは声明文でインフレについては「さらなる進展みられた」とした一方、労働市場については「雇用者の伸びが減速」と従来から表現を強めている。経済見通しでは2024年末の失業率を4.4%と予想、6月時点から上方修正している。今後について、2024年末の中央値は4.4%になるとの見通しが示されている。年内にあと0.5ポイントの利下げを行う計算で6月の5.1%から大幅に下方修正された。2025年末見通しは3.4%、2026年末見通しは2.9%。ただそのペースについては緩やかになることが会見の中で示唆された。今回の決定ではタカ派として知られるボウマン理事が0.25ポイントの利下げを主張、政策金利が最終的にどの水準に到達するのかについて参加者の間で見通しに大きな隔たりがみられた。