深谷幸司さんがスタジオで解説。ドル/円予想レンジ:152.30円~153.60円とのこと。深谷さんは「FOMCは予想通り0.25%の利下げと大きな波乱なく終わった。きょうは狭いレンジで推移と思っています。」と話した。そして注目ポイント「米選挙 期待から現実へ」。トランプ氏の大統領就任は来年で、具体的な政策が動くのはそれから。「トランプトレードは期待先行、次第に一服するのでは」という見解を示した。「ドルの行方は今後の政策を受けた景気物価動向、それに応じたFRBのスタンス変化、米国長期金利の動向次第だと思います」と話した。12月のFOMC会合で利下げがあるのないのか、メンバーの予測が変化があるのか見極める必要があるとのこと。政策期待や景気楽観はドルの強きを支えるのではという。景気刺激策の効果が顕在化するとしても来年の半ば以降の可能性が大きい。インフレ抑止と景気刺激がどう両立するのか、トランプ氏が掲げる政策は矛盾する部分もあるため、よく見ていく必要がある。今後のドル円相場は年内は150円~155円前半の動きになるのではという。「来年のはじめには150円割れの可能性はあるのでは。」「政策が実現し、FRBのスタンスが利上げ停止、金利先高観が出てくると160円を試すこともありそう。」と話した。